最終兵器彼女 漫画ネタバレ 最終回まで一気読み 無料で読む方法は？
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最終兵器彼女 レビュー２０代女性
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彼女である「ちせ」の身体がある日突然
兵器になってしまうという、
魔法少女に近い設定ですが、
内容が大人向きで、世界観にどっぷりつかれました。
ちせとシュウジの今時なかなかない
不器用な恋愛は見守るのが楽しくなりますが、
そんな純粋な二人を引き裂くような
やるせない出来事が多すぎて、
行き場のない怒りや悲しみで溢れかえります。
大好きな「シュウジ」や国を守るために、
兵器となることを選んだ「ちせ」は、
誰にも心配をかけたくないからと
一人で抱え込んでしまいます。
これは現代の私たちにも言えることで、
大切な人を守るために、
理不尽な社会と戦うことがあるのではないでしょうか。
また、大切な人の笑顔を失いたくないがために、
どんなに自分が辛い思いをしていても、
「苦しい」と泣きつけず、
一人で全てを解決しようとしているのではないでしょうか。
「ちせ」はだんだんと人を殺すことに慣れてきて、
抵抗がなくなってきますが、
私たちもそのようなことがあるのではないでしょうか。
例えばですが、販売業で商品を熟知していながらも、
お客さんには商品の悪いところを一切言わず、
もしくは、売れ残った商品を
あたかもお買い得かのように勧めているうちに、
当たり前になってしまうなど……
身に覚えがあるはずです。
中身としては現実離れした内容の作品ですが、
社会の理不尽さともどかしさを物語に落とし込むとこうなるのだなと感じました。
