狼の口 ヴォルフスムント 漫画無料で読む方法 最新刊ネタバレレビュー
狼の口 ヴォルフスムント レビュー 30代女性
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『狼の口 ヴォルフスムント』は
中世ヨーロッパのある峠にある関所を舞台にした漫画です。
この漫画は、関所の悪代官と、それを倒そうとする闘士たちとの、
長く激しい戦いを描いています。
悪代官の背後にいるのは時の権力者です。
そのため、最初から最後まで、過酷な拷問や処刑、
戦闘の場面が、明確に描かれます。
人間の死に関する描写が多いため、
すべての人におすすめできる漫画ではありません。
ですが、そうした場面を描く必要性が、
きちんと存在する作品だと思います。
『狼の口 ヴォルフスムント』は
実際に起こった出来事を基にして描かれています。
舞台となったザンクト・ゴットハルト峠はアルプス山脈にあり、
関所をめぐる戦いはスイス独立戦争へとつながってゆきます。
漫画を読みながら歴史について調べていくと、
漫画そのものについて面白さや興味が湧いてきます。
また、ヨーロッパの歴史について自分の知識を深めていくこともできます。
また、悪代官に対する闘士たちの生きざまを見ていると、
自分が励まされるような気持ちになります。
悪代官は権力者の支持を得ているため、
絶対的な権力を持っています。
当人も勘が鋭く、頭が良いため、
闘士たちがさまざまな手段を駆使して
関所を破壊しようとしても、最初のうちはまったく歯がたちません。
それでも闘士たちは、闘うことをあきらめないのです。
悪代官に支配され続けるのではなく、
自分たちの国を自分たちで守るという強い意志を持っています。
自らの命を懸けて家族や同士を守ろうとする姿には、心を打たれます。
遠い国の人たちの真剣な闘いを見ているうちに、
自分の生活や人生についても考えさせられてしまう。
少し恐いけれども、次々にページをめくってしまうような、魅力ある漫画です。
で前科読破しました。