コウノドリ 漫画 最新刊を無料で読む方法 ネタバレ 出産は命の危険があることを知ってほしい
コウノドリ 講談社レビュー
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レビュー1
30代女性
妊娠中、産婦人科にこの漫画が置いてあり、
待ち時間に夢中で読破してしまいました。
自分自身が壮絶な出産を経験した後、
なぜこの漫画が産婦人科に置いてあったのか、分かりました。
100パーセント安全な妊娠、出産はありえない、
と教えてくれる漫画です。
全ての妊娠したい女性と妊婦さんに読んでほしいです。
コウノドリは孤児院で育った
ピアニスト兼産科医・鴻鳥サクラ先生の物語です。
一話完結型で、その回ごとに色々な妊婦さんが登場し、
それぞれの出産を経験します。
彼女や家族の苦しみを目の当たりにし、
もし自分がこの立場だったら…
と思うと毎回涙が止まらなくなります。
旦那さんのいない野良妊婦や、
胎児に重大な病気が見つかった妊婦、
感染症にかかってしまった妊婦、
死産してしまった女性…
全ての女性たちに全力で寄り添うサクラ先生は本当に理想の産科医で、
こんな先生に出会えたら、
悲しい出産の痛みも和らぐのではないかと思います。
この漫画が教えてくれた大事なこと、
それは、妊娠から出産に至るまでは奇跡の連続であること。
そして出産という非日常的な奇跡の後は、
ずっとずっと日常が続いていく ということです。
産んだ後の事を考えると綺麗事では済まされないという、
思わず目をそらしたくなる現実をガツンと教えてくれる素晴らしい漫画です。
詳しい中身はぜひ読んでみてください。
レビュー２
20代女性
売れっ子ピアニスト「ベイビー」でもある
産婦人科医コウノドリサクラと
様々な問題を抱えた妊婦のお産のお話です。
どこから読んでも楽しめるような
「○○のケース」といった具合に話数が分かれています。
どのエピソードも大変勉強になり、
学校でこの作品を取り上げた方がいいと思うほどです。
「お産は命がけ」を痛感するようなエピソードが多く、
苦渋の決断を迫られる場面では、自分だったらどうしようと、
一緒になって悩むのですが、
いかんせん命を扱うテーマですから、
なかなか答えは導けません。
特に、子供を産むお金がなく、
定期検診を全く受けずに子供を産んだ母親のケースは
胸が締め付けられました。
お金がないということは心まで貧しくなり、
情報を得る手段さえをも奪うことになるとは
考えてもみなかったです。
子供が可愛くないわけではなくても、
現実問題育てられない自分と一緒にいるよりも養子縁組をして、
不自由のない生活をしてもらった方が子供は幸せになれるのか、
はたまた施設育ちの子供として不幸になってしまうのか、
どちらをとっても「普通の子」のような幸せは
手に入れられないのだと唇を噛みしめる思いです。
女性としては、このマンガをたくさんの男性に
読んでいただきたいと思います。
世の中には出産を軽視している男性が多いように思いますが、
それは知識がないからだと思います。
