ジャポニカの歩き方レビュー西山優里子『イブニング』(講談社)
ジャポニカの歩き方レビュー30代女性
わたしの周りでも隠れファンが意外に多かったこの漫画。
最近、
の無料試し読みで見つけたのでまた全巻読破してしまいました。
卒業旅行で初めて海外に行くことになった主人公、青海空土。
旅行先で問題に巻き込まれ、帰国が遅れたがために就職ができず、
落ち込むところから物語がスタートします。
働く気はあるのに就職ができず、
家族からはニート扱いされ、イライラする日々。
その空土が、ひょんなことから、海外で働くことになります。
働き出すまでに紆余曲折がありますが、
その経緯はとても共感できるものがあります。
私自身は、海外旅行に行きたいと思ったこともなく、
まして、海外で働くなんてことは考えたこともありませんでした。
この主人公はまさにそのタイプで、悩んでいる姿も共感できました。
その主人公が海外で働くようになり、周りに支えられ成長していく姿が
身近なものに感じられます。
主人公を取り巻く環境も、無駄に良い人ばかりではなく、
嫌な上司、足を引っ張るライバルなど、こういう人いるな、
と感じるキャラクターが多く、現実的です。
実在の国をモデルにしているので、
作品の中に出てくる国に興味持ちはじめ、
実際に行くまでには至っていませんが、
今ではテレビなどでその国を見る度に作品の国とリンクして、
自分が行ったところをテレビで見た気にもなります。
最終巻で主人公が泣くシーンでは、読んでいる自分も泣けてきて、
感情移入しやすい作品だと思います。
海外に興味がある人もない人も楽しめる作品です。
あなたも感想くれるとうれしいです!
なら無料試し読み可能です。
西山さんの絵柄もツボに刺さりますね( *´艸`)