【最新刊】虐待連鎖～巡りゆく母娘の愛憎～漫画あらすじネタバレレビュー
レビュー内容
【最新刊】虐待連鎖～巡りゆく母娘の愛憎～詳細
【最新刊】虐待連鎖～巡りゆく母娘の愛憎～無料で読める場所
この漫画はebookjapanで無料試し読み可能です。
本屋で買うのは気が引ける、そんな勇気は出ない。
そんな漫画、虐待系もスマホでダウンロードできる
ebookjapan
は重宝します。
なんか読むとモヤモヤするんだけど、怖い物見たさがあるのかな？
つい気が付いたら読んでいます
ただ、ebookjapanの試し読みはサイトが重たいのか？
正直快適ではありません。
なので試し読みではなく私は購入することにしています。
虐待連鎖～巡りゆく母娘の愛憎～の内容
アルコールとギャンブル依存の父と男にだらしない母の間で愛に飢えていた娘。母に200万で売られ、絶望するも妊娠、そして出産。誰よりも親の愛を欲していたはずなのに、無意識のうちにわが子に対して母と同じようなことをしてしまっていることに気づく表題作ほか、子供のお受験をきっかけにママ友内や子供たちの間で起きる不可解な出来事。その黒幕はとても身近なところに潜んでいた――「ブラックメール―脅迫状―」、「あんたはあたしの金ヅルだからね」――金と男に溺れ、どこまで逃げても娘を追って金を強請る母との絶縁劇を描いた「わるい愛」、突然届いた自分の歳の数のバースデー花束。それは10年前、結婚を誓い、愛し合っていた元彼がいつも贈っていたものだった。奥底に眠らせていたはずの悲恋の真実が10年の時を経て明らかになる感動作「10年目の花束」など4作を収録。
レビュー１
愛情を受けずに育った人間は、
やはり家族や他人に愛情を注げないのか。
それとも、愛に飢えていたが故に
人一倍愛情を注げるようになるのだろうか。
舞台は絵に描いたような不幸な家庭。
父親はアル中で働きもせず、母親に暴力を振るう。
母親は働かない父親に代わり水商売で生活費を稼ぐ。
一人娘の友子はどちらからも愛されていない。
父親から暴力は受けないが、
まるで友子の存在に気付いてないのかと疑うくらい
全く友子と関わろうとしない。
逆に母親からは虐待の毎日。
母親の全ての怒りや憤りを受け止める。
誰よりも愛に飢えている友子は、
誰からも愛情を受けずに育っていく…。
ある日、両親が離婚。
最低の父親が最低の事をしでかしたのが原因。
そうして母親と友子の生活が始まる。
しかし状況は改善どころか悪化！
離婚を境に、妻は男にだらしなくなる。
連日男を家に連れ込み、
昼間から友子がいようがお構いなしに情事に励む。
父親も最低だったが、母親もなかなかのものだ。
たまに友子に優しい顔を見せる事もあったが、
機嫌がコロコロ変わり、結局愛情は感じられない。
そして友子も情緒不安定に育っていく。
劣悪な環境の中、友子は中学生になる。
自宅で友子にとって一生忘れられないほどの
ショッキングな事件が起こるが、
母親は友子を擁護してくれるどころか罵倒する。
…先の見えない、心を抉られるような展開が
ひたすら続いていきます。
その後友子は家庭を持つことに。
友子は家族に愛情を注げるのか？
友子にはいつ幸せが訪れるのか！？
人は生まれた家庭や環境から
逃れることはできないのか？
深く深く考えさせられる作品で、
ページを進める指が止まらなくなること
請け合いです！
レビュー２
虐待連鎖～巡りゆく母娘の愛憎～
「虐待されて育った子は、自分の子供にも
同じことをする」というのはよく聞きます。
でも「自分が受けた虐待を我が子には絶対にしない！」
と反面教師にするのと思うのですが、
それは私が両親に愛されて育てられたから
なのかもしれません。
この作品を読んでいると、いかに私が
恵まれていたかがよくわかります。
うちの父は酒にだらしないですが
アル中になるまで飲んだくれるわけではないですし、
ギャンブルをしたという話は聞いたことがありません。
依存症といったらタバコくらいのもので、
それも最近はやめてますし、、
身近にそういう知り合いがいないので
まったく想像できなかったのですが、
なにか目がイッてしまうんでしょうかね？
依存症の人間は？
かなり依存症患者の描写がエグいですが、
だからこそリアリティがあります。
もしかして作者は実際に取材してるのかもしれません。
男と夜な夜な遊び歩く母親も、読み進めるごとに
ムカつく尻軽女です。
小さい子供にとって
夜目が覚めた時に母親がいない、というのは
どれほどの恐怖なのか？
想像するだけで、単純に”可哀そう”です。
そんな異常な家庭に十分な蓄えがあるはずもなく、
その尻軽女（母親）は実の娘を売る、という手段にでます。
というかこの現代日本でそんなことが
実際に起きてるのか？と思うと末恐ろしくなります。
「母親に捨てられた」という深い絶望の中
生きる羽目になった娘ですが、
人生をあきらめることなく健気にがんばり、
やがて一人の子供を産みます。
「私はもらえなかった親の愛情を、この子には
注いであげたい・・・」
そんな彼女の願いは意外な形で裏切られることになり。。。。
だれもが目を覆いたくなる「虐待」をテーマにした問題作ですが、
自分の親子関係を見直すキッカケになるかもしれませんね。
レビュー３
虐待連鎖～巡りゆく母娘の愛憎～
少女は親からの愛情に飢えていた。
父は無職でギャンブルと酒びたり
母は口の悪い水商売女。
二人は顔を合わせればケンカばかり
していた。
少女は母親からは虐待を受けていたが
父親からはそれがなかった。
父親からは無視され、存在そのものを
否定されていたのだ。
虐待もひどいが無視され相手に
されないのも精神的に辛いものがある。
私もイジメられていた経験が
あるが無視されるのは辛かった。
ある日、両親が離婚することになった。
もともと長続きするはずの
ない家庭だったので、遅かれ早かれ
こうなる運命だったのだろう。
父親が女をつくって出ていったので
母親と暮らすことになった。
母親は水商売をしていることから
毎晩のように違う男を連れ込むように
なっていった…
この家庭環境の中でまともな
子育てができる訳もなく
少女も歪んだ人格形成の
元となっていた。
多感な時期にどのような環境に
身を置くかによってその後を
大きく左右するのだ。
その後もひどい生活が続き
中学生になると母親が
連れ込んだ男性にレイプされてしまう。
その場は母親が帰って来て
事なきを得たが…
母親からは自分の男を
寝盗ったと罵られ家を追い出される
ことに…
このマンガは実話を元に構成されて
いるらしく生々しくて息がつまりそう…
でも、続きが気になってどんどん
読み進めてしまう。
気になる方は一度読んでいただきたい。
