コインロッカー・ベイビー～昭和子ども虐待事件～漫画あらすじネタバレレビュー

コインロッカー・ベイビー～昭和子ども虐待事件～詳細

コインロッカー・ベイビー～昭和子ども虐待事件～漫画を無料で読む方法

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昭和の時代ってこんなにひどかったの？
テレビで聞いたことがあるコインロッカーベイビー

そんな話が、でも余計にリアルに感じる

すぐ近くで起こってる

そんな空気感を感じる漫画です

 

コインロッカー・ベイビー～昭和子ども虐待事件～の内容

「ぼくがママを守るから！」出生届も出されないまま、育児放棄をされる息子。それでも、息子は母を慕い続ける。私生児出産、殺害を繰り返す鬼畜母のため、ついに幼い子どもは「ママを守るため」泣きわめく妹の首に手をかけた――！（「ママとぼくだけの家」）　054番のコインロッカーから響く、赤ん坊の泣き声。子どもを産めない女が導かれ、捨てられた命と出逢う！　暗闇に脅える幼子に、ついに女は母親さがしを決意するが……？（「コインロッカー・ベイビー」）　家族にご飯を食べさせるため、娘は女中という名の妾として売られた。まだ恋もしらない娘は、ただ跡取りを産むための道具として生かされ、殺されようとしていた――。昭和初期、東北の寒村の娘たちを襲う涙の決断！（「わかれっぱ 東北身売り哀史」）ほか、１作品を収録！

レビュー１

コインロッカー・ベイビー～昭和子ども虐待事件～

「自分はもう赤ちゃんを…」

ひと昔前だとコインロッカーから
赤ちゃんが見つかったという
ニュースをよく目にした。

最近はあまり聞かない。
実際はあるのかも知れない。

受け入れポストのようなものも
あるから未然に防げているのかも
知れない。

しかし、実際にあった。
そんな子供を引きとって
育てようとするケースは稀だと
思うが…。

主人公の女性は子供が産めない
体だと医者に宣告され、彼氏
からは結婚できないと告げられた。

そんな悲しい 過去を持ちあわせて
いるから彼女だから、このような
行動をとってしまったのかも知れない。

決して許されることではないし
警察に届けるべき事案だろう。

しかし、実際に子供ができない
体の女性にとっては捨てられた
子供を目の前にすると正常な
判断ができなくなるのかも
知れない。

彼女は女手ひとつでこの子供を
育てていく。

しかし、成長するに連れて
様々な問題に直面する。

出生届けが出されておらず、
小学校へ通わせる手続きができない。

「暗い…」

暗い部屋ではコインロッカーでの
闇の世界がフラッシュバックの
ように襲いかかってくる。

様々なことから本当に自分が
育てていいのか、不安になり
実の母親探しをはじめる…

しかし、この事で二人の
人生を大きく揺るがすことに…

続きが気になってどんどん読み
進めてしまう。

レビュー２

【最新刊】コインロッカー・ベイビー～昭和子ども虐待事件～】

昭和に起こった実際の児童虐待事件について
全4話が収められています。

コインロッカーに子供が捨てられる話、
女の子が売られる話、…

「コインロッカーベイビー」という言葉、
確かに昔テレビで見た事があるような気がします。

しかし、子供が売られているというのが
昭和の日本で起こっていたとは…

勿論違法というか普通ではない事でしょうし、
日常的に行われている訳でもなかったでしょうけど、
そんな事実があった訳ですね。

また、今より平和な昭和でも
「貧乏だから仕方なく…」
「夫の暴力に逆らえず仕方なく…」
などという感じではなく、
「え？何が悪いの？」と開き直りというか
悪い事をしているとは思ってない場合も。

徐々に感覚が麻痺するのか、
もともと悪に対する感覚が欠落しているのか…

最近は後者の方が多い感じはしますよね。
身勝手な理由で、罪もない人が巻き込まれたり。
被害者も怒りのやり場を向けるところがないような。

どちらが理由にしても、
誰かが救われる訳でもないのですが。

1話目は、シングルマザーと5歳の男の子の話。
旦那に逃げられたようですが、
母親もかなり惚れっぽくて尻が軽いようで、
どちらが離婚の原因なのか？と疑いたくなります。

男の子はとても明るくて素直で、
「理想的な子供」といった感じ。

だからこそ、母親に邪険にされるのが
いたたまれなくなります。

それでも母親が大好きで、母親のために
「何でも言うことを聞く！」と宣言。

話の序盤は母親の不安定さにハラハラしながらも
息子の明るさ・素直さが救いとなって
一応は家族としての形が続いていきます。

その後、徐々に家族の形が壊れていく…。
怒涛の展開…必見です。

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