ぼくが生まれた理由~児童虐待の現実~漫画あらすじネタバレレビュー
レビュー内容
ぼくが生まれた理由~児童虐待の現実~詳細
ぼくが生まれた理由~児童虐待の現実~漫画を無料で読む方法
この漫画はebookjapanで無料試し読み可能です
よくニュースで見かける・・・
母として生きるより女を選んだ結果
新しい男に我が子を・・・
ぼくが生まれた理由~児童虐待の現実~の内容
実在事件&実体験をもとにアレンジした問題提起作品をお届けします! ベテラン「あまねかずみ」の作品からは、実在虐待死事件をモチーフに描かれた表題作「ぼくが生まれた理由~児童虐待の現実~」のほか、母と祖母の諍いに巻き込まれた少年の悲しい運命を描いた「風になった子」、仲違いを続ける意地っ張りな母と娘の関係性を描いた「ラ・レッセー・イデン」など心に染みる6作品を収録。女性たちの様々な人生に想いを馳せてください。
レビュー1
ぼくが生まれた理由~児童虐待の現実~
炎天下の中、帽子も被らないで
ひとり遊んでいる少年がいた。
この時点で児童虐待だと騒ぎ立てる
人々も多いだろうが…
さすがに近所のオバサンが見つけて
母親を注意しに来ます。
しかし、母親は少年が近所の
オバサンに悪口を言ったのだと
叩いて説教をする。
そんな最低な母親は離婚して
今はバイト先の高校生とイチャイチャ。
前の旦那は女をつくって
出ていったらしく母親は
捨てられることに過剰に反応する。
母親にとっても、彼氏にとっても
子供は邪魔でしかたのない存在
であった…
食事に出掛けるときも子供を
家に置きっぱなし…
母親の躾は甘過ぎると
この彼氏は子供に暴力を
振るうようになっていきます。
しかし、母親は彼氏の機嫌を
とるばかり…
子供をかばうことはしない。
ある日、彼氏の暴力が行き過ぎ
子供を殺害してしまう。
そのときも母親は実の子供より
彼氏をかばうために警察に嘘を…
一体どうしてこのような事件が
起こってしまったのか…
事件の真相を分かりやすく
描写しており、実在した事件を
モチーフにつくられた作品だそうだ。
内容にどんどん引き込まれていく。
読んでいるうちに気が滅入って
しまったが、今後このようなことを
自分でも起こさないようにしたい。
レビュー2
【最新刊】ぼくが生まれた理由~児童虐待の現実~】
児童虐待の実話に基づいた話が
オムニバスで6話収められている漫画です。
しかし…どれも本当に酷い。
これらの漫画に限らず虐待の原因でよく共通するのは、
二者択一を求められた結果、子供が犠牲になる形。
「子供がお荷物に感じる」
育児をしていてそんな事をふと考えてしまうのは、
どうしても避けられない気がする。
核家族化が進み、大家族で子供を養うのでもない限り
育児、家事、仕事、それらを取り巻く人間関係…
とてつもない負担を強いられるのが現実。
そんな毎日に悩み、
子供にも申し訳ないと思いながらも
「頑張ってもっとちゃんとやろう」
と努力し、でもまたつまずいて…。
多分大きなきっかけがない限り、
悩んだり落ち込んだりしながらも
子供の成長や笑顔、家族の支えに助けられながら
毎日幸せを感じながら過ごせるのでしょう。
でも一度深い闇に落ちてしまうと、
なかなか抗えなくなってしまうのでしょうね。
1話目は、2003年に愛知県で起こった
4歳の男の子の虐待死事件についての物語。
27歳の母親が、勤務先のバイトの男子高校生と
付き合うようになったのが発端です。
旦那は女を作って逃げてしまった。
今度こそ幸せになりたい。
そして、18歳と27歳という年の差から
「こんな年増、いつか捨てられるのでは」
という負い目もあったのでしょう。
ある日、子供の育て方について
ご近所さんから注意されてカチンと来てしまい、
息子を投げ飛ばしたところを彼氏に見られる。
彼氏はそこに便乗し、「躾」と称して
子供を虐待し始める。
それがどんどんエスカレートしていき、
結果息子は亡くなってしまうのである。
母親と彼氏の身勝手さと息子の健気さが
激しいコントラストを生み、
悲しくてやり切れない気持ちになります。
他の話も本当に読んでて苦しいですが、
自分が人を傷つけないようにするためにも、
読んでおくべき漫画ではないかと思いました。