【最新刊】命の叫び~継母の虐待が招いた悲劇~漫画あらすじネタバレレビュー鬼畜な母親の実際の話
レビュー内容
【最新刊】命の叫び~継母の虐待が招いた悲劇~の詳細
【最新刊】命の叫び~継母の虐待が招いた悲劇~スマホで読む方法
この漫画はebookjapanで無料試し読み可能です。
絵柄からして怖い・・・
連日のように報道される育児放棄や餓死につながる鬼親の事件
そんな実在の話から漫画化されています。
命の叫び~継母の虐待が招いた悲劇~の内容
虐待、尊属殺人、ネグレクトなど実在事件をアレンジした社会派作品集。幼い姉妹たちが父親の再婚相手から虐待を受け、死を決意するまでに追い込まれた悲痛な事件を描く表題作のほか、育児放棄の末に幼児を餓死させた鬼畜母の心理に迫る「消えた笑顔」など5作品を収録。日本中が震撼した戦慄の実在事件に鋭く迫る!
レビュー1
命の叫び~継母の虐待が招いた悲劇~
あるおばあさんが墓参りする
ところから物語は始まります。
今から50年も前の話
4姉妹の家族の母親は死んでしまい
継母と生活することに…
はじめはこれまで自分たちで
やっていた家事を継母が
してくれるようになる。
少し楽になったかのように思えたが…
所詮自分の腹を痛めて産んだ子どもたち
ではありません。
徐々に継母の本性が明らかに
なっていく。
そうは言っても、父親の再婚相手
大好きな父親が選んできた女性
いくら継母の横暴ぶりを娘たちが
必死に伝えても聞いてもらえない。
そんなある日、父親が結核で
入院することに…
これまで我慢していたが継母も
本領発揮してくる。
貯金は使い果たし、昼間には
家に知らない男を連れ込んでいたり…
もちろん学校で必要なノート代なんて
くれるはずもありません。
そんな中でも4姉妹は内職などで
ノート代や給食費を工面したり
頑張っていました。
そんな苦しい生活でも何とか切り
抜けてきた4姉妹であったが
継母のある言葉に耐えかねて
本当の母親の命日に自殺しようと企てる…
この4姉妹はこのあと幸せに暮らせる
ようになるのでしょうか?
読んでいるだけで息苦しくなってくる。
しかし、続きが気になってどんどん
読み進めてしまい最後まで読みきって
しまいました。
レビュー2
【命の叫び~継母の虐待が招いた悲劇~】
舞台は昭和初期の頃でしょうか。
4人姉妹が継母に虐待される話なのですが、
いつの時代にも意地悪な人間はいるものですね。
今でこそバツイチで連れ子がいて再婚、
というのはよくある話でしょうが、
この時代に4人の子供がいる男性と
結婚するのはよくある事ではないような気が。
もしかしたらこの女性は、
最初から何かを企んでいたのでしょうか。
そういう何かを背負っているような男性じゃないと
もらい手がいなかったのか、
はたまた弱い者いじめが大好きで、
女だけで小学校に上がる前の小さい子もいる
4人姉妹をいじめるのが本当の目的だったのか。
漫画を読み進めていっても、どうしても
継母が父親を愛しているようには見えません。
なので、余計そんな事を想像してしまいました。
実際、この継母は、嫁いで早々に
娘たちが嫌がる事ばかりをし、
娘がそれを父に訴えると
名女優ばりの演技で父をやりこめるのです。
新しいノートを買うお金をもらうだけなのに
「人にものを頼む時は頭を下げてお願いするものよ」
「そんな事もあなたのお母さんは教えなかったの?」
と、優しかった実母をけなす。
実母の着物を全て売り払い、
実母との思い出が詰まった写真も全て焼き払う。
どちらの時も、
「自分は早くこの家庭の一員になりたい」
「でも娘達がなついてくれない」
「前の母親の影があるといつまで経っても
自分は母親と思ってもらえない」など、
自分は悪くなく、娘達や前の母親が悪いと
涙を流しながら夫に訴えるのです。
実の母親はとても優しかったようで、
(実母は病気か事故かで若くして亡くなった)
だからこそ娘達は実母をけなされるのは
悔しくてしょうがなかったのですが、
父親は継母の演技にまんまと騙され、
継母の肩をもつのでした。
父親、しっかりしろよ…。と言いたくなります。
そして、ある事をきっかけに、
母親の傍若無人ぶりはエスカレートしていき…。
正直、読み進めるほど腹が立つ漫画です(苦笑)
だからこそやめられないのですが!
果たして、水戸黄門のように勧善懲悪を果たし
ハッピーエンドになるのでしょうか。
レビュー3
命の叫び~継母の虐待が招いた悲劇~
まだ幼い子供にとって、
実の母親亡くなるだけでもショックなのに、
父親が連れてきた再婚相手(継母)を
「本当のお母さんと思って仲良くしなさい」と
言われても戸惑うしかありません。
それでも人間的に魅力のある女性なら
子どもたちも新しい母親として迎え入れたでしょうが、
残念ながら非道極まる鬼母だったため
悲劇が起こります。
何十年前の実際の事件をモデルにしているので、
現代の我々にも起こりうることかもしれません。
再婚相手の母親とうまくやれない、
なんて平成の現代でもあり得そうな話です。
(もうすぐ平成は終わりますが・・)
それにしても昭和の姉妹はたくましいというか、
ちょっとやそっとの継母からのイジメには
くじけません。
お金を渡してくれないので
4人で協力して内職をするなど、
なんとかイジメという名の虐待から身を守ります。
それでもお構いなしに
亡くなった母親の遺品を燃やしたり
売ったりと、考え付く限りの精神的苦痛を与え続けます。
最後には、入院して家に旦那がいないのをいいことに
男を連れ込む始末・・・!
しかし次第にエスカレートする虐待に耐え切れず、
4人の姉妹が選択した結論とは!?
育児放棄など悲惨な事件が繰り返される現代ですので、
今の私たちが読んでも考えさせられる一作となっています。