【最新刊】ザ・虐待 牧村しのぶ;桐野さおり;藤島あやめ;細村誠;照山久美子 ぶんか社漫画あらすじネタバレレビュー

【最新刊】ザ・虐待漫画の詳細
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レビューはこの下に書いてあります。
あまりにもひどい世界なので文章にするものつらいです
ザ・虐待の内容
実在事件、読者が体験した・目撃した「本当にあった虐待」を漫画化! わが子への虐待やネグレクト、夫による妻への暴力など現代家庭に巣食う暴力の闇とは?
レビュー1
「ザ・虐待」
実在事件、読者が体験した・目撃した
「本当にあった虐待」
虐待とは、様々な家庭環境で
起きる問題で、自分たちの身近にも
起こりうるのだ。
このマンガはそういう様々なケースを
取り上げ、しかも実際にあった内容を
元にしている。
そのため、読んでいても現実味があり
次々読み進めてしまう。
直接自分に対する虐待だけではなく、
父親が母親に対して行う暴力。
そういうものを目にし、
精神的な障害を負うケース
少なくないのだ。
本編でも、酒、女、ギャンブルに溺れる
父親が、幾度となく母親を殴りつける
場面を日常的に目にする少年。
たまたま、少年はおじいちゃんの家に
ひとりで泊まりに行く。
お風呂に入る際に裸になると
無数のアザが…
少年も親から虐待を受けていることを
認めたくないのだ!
何とか少年や家族を救おうとする
親戚と少年家族が葛藤していく。
そんな境遇の中から成長していく
少年の心の闇を描いている。
やはり、こういった問題は
少年ひとりや、家族だけでは
解決できないケースが多いのだ。
1話づつオムニバスになっているので
どこから読んでも読みやすい。
改めて虐待について考えさせられた。
レビュー2
ザ・虐待
私はこの中の「悲しみの連鎖」を
読みました。
主人公の少年 龍一は
父親からひどい虐待を受けていました。
この手の話では、女性が弱く
描かれていることが多いように
思います。
もしわが家でこんな暴力夫は
私が家から叩き出してやるのに!
時代の背景もあるでしょうが
今の女性は強いですよ。
父親なんかいなくても女手ひとつで
充分育てていけます。
しかし、母親は親の反対を押しきって
結婚した負い目もあるのか、
このダメ旦那と暮らしていきます。
子どもでも女でも弱いものに
暴力を振るう時点で男はアウト
だと思います。
皆さんそう思わない?
いくら顔がよくてもダメ。
先々絶対に後悔するときがくる…
そうやって失敗してきた人
いっぱい見てきたもの…
この話はたまたま、この少年
龍一が親戚のうちでお風呂に
入る時に体中のアザが見つかって
判明したけど、見つからず
そのまま死んじゃうことだって
よくあるもんね?
私の周りにも暴力旦那を持った
友達にもこのマンガを見せて
早く別れさせようかしら…
悲しい結末に我に返って
人生見つめ治してもらわないと
いけませんから!
この本はこの他にも3話あるので
気持ちを切り替えて読めるので
とても読みやすかったわ。
暴力旦那で悩んでる人はぜひ
読んでもらいものね…
レビュー3
【ザ・虐待】
虐待という言葉に「ザ」なんて付けたタイトル、
潔いような悪趣味なような…。
実話を元にした色んな虐待の話が収められていて、
結局読み進むうちに「ザ」と付けるのが
ふさわしいかもなーと思ってしまいます。
なんというか、「虐待の王道」を行っている感じ。
虐待に王道なんてあって欲しくないけど。
こういう「王道」を求めてしまうのって、
時代劇とかヒーロー系漫画なんかで
「ワンパターンだけどこれを待ってるんだよね!」
って感じでスカッとしたりするけど、
虐待系の漫画は必ずしもハッピーエンドで終わらず
ひたすら悲惨な状況が続いて、最後まで悲惨で、
って展開で絶望的な気持ちになることも
よくありますよね。
ただ、「それが現実なんだよなー」と
世の中の厳しさ・理不尽さをガツンと感じられて、
その時感じる怒りのような気持ちが
実生活にプラスに影響してるような感じがして、
だから自分は虐待系の漫画をたまに読みます。
この漫画の第1話も典型的な虐待話で、
フラフラした父親が母親と子供を虐待。
母親の顔を風呂の湯船にぶち込んだり、
子供の顔を床に激しく打ちつけたり。
ホントに最低なヤツです。
子供は小学2年生の龍一。
虐待される自分の家には帰りたくなく、
度々祖父の家へ行く。
祖父や叔母が龍一の傷だらけの身体を見て
虐待に気付く。
父親は暴力を振るうだけではなく
様々な問題を抱えており、
祖父まで巻き込んで一家は負の連鎖で
ボロボロになっていき…。
自分はこんな人間のクズにはならず、
真っ当に生きて幸せな生活を続けるぞ!
と思うとともに、
自分が関わる人達がクズ野郎かどうかを
見極められる目を養って
変なトラブルに巻き込まれないようにしないと、
と真剣に思わされました。