「今日も悪い子!」~2002年埼玉県ピンサロ嬢虐待殺人事件~漫画あらすじネタバレレビュー客との間に出来た子供の結末は
レビュー内容
「今日も悪い子!」~2002年埼玉県ピンサロ嬢虐待殺人事件~の詳細
「今日も悪い子!」~2002年埼玉県ピンサロ嬢虐待殺人事件~をスマホで読む方法
理想の母親を目指しながら我が子を手にかける人間の心理模様とは?
実在の事件を漫画化された怖ろしい話。
愛情から憎しみに変わる?
子供に対して?
それって、誰にでも起こりうることじゃないの?
そんな心の葛藤や子供との向き合い方
心理状況の変化がリアルに描かれています。
ではこういう系の漫画がたくさんあるので
一度覗いてみてください。
「今日も悪い子!」~2002年埼玉県ピンサロ嬢虐待殺人事件~(単話版)の内容
青森県でピンサロ嬢として働いていた母親を持つ理恵は、祖父母によって「母親のようにはなるな」と厳しく育てられた。しかし、理恵はピンサロ嬢となり客との間に女児を設ける。同じ店に勤務する男と結婚し、理恵は「私は母親のような親にはならない」と、育児日記をつけながら精一杯娘に愛情を注ごうとするが……? “理想の母親”を目指した女が容赦ない暴力で娘を殺害するまでに至った経緯とは? ※この作品は『ストーリーな女たち ブラック Vol.2』に収録されています。重複購入にご注意ください。
レビュー1
「今日も悪い子!」~2002年埼玉県ピンサロ嬢虐待殺人事件~
「お前を捨てたあの母親のようになるな」
母親もまた、深い闇を抱えて生きて
いました。
ピンサロで働く女は客との間にできた
娘を抱えながら生計を立てていました。
そんなある日、別の男との子を出産
保育園にその男児を抱え娘を迎えにいく。
娘はちょうど2歳児のイヤイヤ期…
弟ができたことに対してもイヤイヤ。
弟の手を触らせようとすると、
反抗的な顔で手を払う…。
娘は母親に構って欲しいために
反抗的な態度をとっているのに…
「お前を捨てたあの母親のようになるな」
そんな母親も実の母に捨てられ
祖母に育てられてきました。
だからこそ、ちゃんとした母親に
なろうと努力していたのに…
毎日育児手帳を付けて
将来子どもたちと笑い会える日を
夢に描いていました。
しかし、一度手を挙げてしまうと
止められない…
「今日もうんと叩いたのに
言うことを聞かない!」
言うことを聞かない娘を
何度も叩いてしまいます。
母親の虐待はエスカレートして
いきます。
このあと一体どうなってしまうの
でしょうか?
読んでいても目を覆いたくなる場面が
たくさん出てきます。
同じような過ちを自分にも
周りにも起こさないようにして
いきたいです。
レビュー2
今日も悪い子!」~2002年埼玉県ピンサロ嬢虐待殺人事件~
読後まっさきに思ったのは、
「愛するがゆえに、人は憎しみあうんやなぁ」
ってことでした。
2歳児を持つ母親が新しい命を授かったことから
この悲劇が始まったんやけども、
2歳のお姉ちゃんにとって
新しい命(自分の弟)ちゅうのは
親からの愛情を持っていかれるっていう
恐怖感があるんやと思います。
自分も経験あるからわかるんやけど、
いままで自分に注がれた愛情が
弟にいってしまう実感、やっぱありますわ。
かまってくれる時間、見せてくれる笑顔、
ぜんぶ今までと違ってましたもん。
たぶん母親も新しい子供できたんで
テンションあがっとるんやろうな、と
子ども心に思ってましたわ。
このお母ちゃんも例外やなく、
やっぱりできたばかりの子供に心がいってまいますわ。
それもピンサロで出会った
まだ生々しいオトコの子供ですわ。
旦那も嫁も、どうしてもその子に愛情を注いでしまいます。
お姉ちゃん(2歳児)からしたらそれはおもんなく、
自分を愛してほしい純粋な思いから弟にキツクあたってしまう・・
それが運の尽きゆうか母親の怒りをかってまい、
それからというもの虐待の日々が始まってしまう・・!
二人の子供の育児日記をつけてたあんなに愛情深い母親が、
今まであんなに自分を愛してくれてたあの母親が・・!
自分を愛してほしいが故のちょっとした2歳児の反発を
烈火のごとく怒り散らすなんて、ホンマ人間の愛情って
わかりませんわ・・・。
愛情→憎しみのチェンジングを
初めて目の当たりにした衝撃に、ほんまショックですな。
だからこそ読みごたえはありましたわ。
レビュー3
「今日も悪い子!」~2002年埼玉県ピンサロ嬢虐待殺人事件~
2002年に埼玉県で実際に起きた
虐待殺人事件だそうです。
いやいや期と言われるる2歳児
ましてやそのしたに姉弟ができる
となると嫉妬が激しいそうだ。
母親はピンサロ店で働いていた。
2歳の娘はそこの客との間に設けた
子どもである。
もしかしたら、望まれない子どもだったの
かも知れない…
しかし、子どもにはその責任はない。
その後、ピンサロ店で働いている
同僚と結婚した。
したの子どもというのは再婚した
旦那との間にできた子どもである。
だから両親の間でも、優先順位が
したの子どもにいくのだろう。
子どもは敏感でそういう差を肌で
感じ余計に態度で示そうとして
しまうのでしょう。
母親はしっかり育てようと
育児日記をつけたり努力を
していた…。
序盤を見ている限りこの母親が
殺人を犯すようには見えない。
よく、殺人があった御近所に
インタビューをすると「まさか
あの人が…」みたいな感じだと
思う。
このはじめからは想像できない
展開に気持ちが滅入ってきます。
どうしてこの娘は殺されなければ
ならなかったのか…
なぜ母親は殺害に至ったのか…
細かく描写されていて、とても
読みやすく一気に読みきってしまいました。